よくあるご質問
〜カラーリング編〜
Q.実際のところホームカラーで染めるのとサロンで染めるのでは大きな違いはありますか?
A.✂薬剤が違うのはもちろんですが、最も大きな違いは施術者が『自分自身』か『プロの技術者《美容師・理容師》』であるかです。
ホームカラーとは
現在、ホームカラー剤はコンビニエンスストアやドラッグストアで数多く販売されています。
そして、1番の特徴としては自分で好きな色を選んで、自分自身で施術をすることだと思います。そのため、誰が使っても失敗しにくいように設計されています。
例えば、毛髪のコンディションによって色ムラが出にくいように、全体的に彩度を抑えたくすみのある色調が中心で、色数もサロンカラーに比べて少なく、5〜20種類のラインナップになっています。
また、ホームカラーではアンモニアの刺激臭が嫌われるため、1剤にはモノエタノールアミンと言った不揮発性のアルカリ剤が多く配合されています。
ですが、これらの不揮発性のアルカリ剤は、刺激臭が少ない反面、毛髪に残留してダメージを与える原因になってしまうので注意が必要です。
さらに、容器のタイプもサロンカラーとは大きく異なります。ブラシ付きのタイプや、エアゾール式で1剤と2剤が同時に出るものなど、自分自身で使う上で使いやすいように考えられています。
このようにホームカラーは誰が施術しても、同じような仕上がりになるように作られているのが特徴だと思います。
サロンカラーとは
サロンカラーでは、プロの技術者がお客様のアンダートーンや、ダメージレベルといった髪のコンディションに合わせて、最も美しくカラーリング出来るように薬剤を選択します。
そのため、サロンカラーには非常に数多くの色数がラインナップされていて、その色調もくすんだような色から鮮やかなものまで幅広く揃えられています。
また、毛髪のダメージに合わせてローアルカリタイプや、酸性タイプもあり、2剤の過酸化水素水にも様々な濃度があります。さらに、根元と毛先で異なる薬剤を使うことは多々あります。
加えて、サロンカラーには技術の要素が必要不可欠なので、自分自身では出来ないデザイン・カラー《セクションカラー・ウィービング・グラデーションetc..》をするのも楽しみの一つだと思います。
使用していく薬剤にはトリートメント成分が配合されているものも多く、カラーリング後に毛髪にツヤが生まれ、指通りが良くなるものあります。
ではホームカラーはやってはいけないのか?
決してそんなことはありません。皆さんが必ず時間に余裕があるわけでもありませんし、中々時間が取れない方もたくさんいらしゃると思います。
限られた時間の中で手早く出来るという点はメリットですし、コストを抑えられるという点もあると思います。
ですが、上記で説明したように多少デメリットもあるので、知識として知っているだけでだいぶ違うと思います。忙しい時はホームカラーで、時間に余裕があるときはサロンカラーといった感じで使い分ける方もいらっしゃいます。
ホームカラー後のサロンカラーだと少なからず影響が出ることもあります。そこは担当の美容師さんにしっかり相談に乗って頂き、解決していくのが1番なのかなと思います。
ぜひご参考下さい。
青山・表参道の美容院『Sii(シィ)』は、青山一丁目駅から徒歩5分。カラーと質感改善が得意なプライベートサロンです。独自のヘアケア、似合わせのカラーリング技法、低温デジタルパーマなどとにかく『テクニック×ケミカル』にこだわりを持っています。
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