よくあるご質問
〜カラーリング編〜
Q.地毛の色がみんな違うのはなんでですか?色の染まり方も違う気がします。
A.✂それぞれが持っているメラニン色素が違うので、100人いたら100通りの地毛の色があります。それによって染まり方も変わります。
地毛の色の決まり方
毛髪内に含まれるメラニン色素が、地毛の色の源になっています。
メラニン色素は、黒〜褐色、赤褐色〜黄色のごく小さな粒上の色素で、コルテックス内に存在し、毛球のメラノサイトで作られています。
つまり、毛髪からメラニン色素が無くなった状態が白髪ということになります。
メラニン色素というのは、アミノ酸の一種でもある『チロシン』から出来ているものです。
毛髪の構成とは
80%→タンパク質
12%→水分
4,5%→メラニン色素・NMF・微量成分
3.5%→CMC脂質この中のメラニン色素によって地毛の色は決まってきます。
メラニン色素の色々
髪色を決定するメラニン色素には、黒〜褐色をしたユウメラニンと、赤褐色〜黄色をしたフェオメラニンの二種類があります。
そして、ユウメラニンの割合が多く、量が多いほど毛髪は黒くなります。つまり、黒髪はユウメラニンの量が多くブロンドヘアには少ないということになります。
ユウメラニン
黒〜褐色。ブリーチ剤によって分解しやすい性質を持つ。フェオメラニン
赤褐色〜黄色。ユウメラニンに比べて強固で、ブリーチ剤でも分解されにくい。ユウメラニン✕フェオメラニンによって地毛の色が確定します。
脱色されやすいメラニン、されにくいメラニン
黒髪をブリーチ剤で脱色すると、赤褐色→赤味の強いオレンジ→黄みの強いオレンジ→黄色と、塗布時間によって変色していきます。
これはブリーチ剤の影響を受けやすいユウメラニン《黒〜赤褐色》がまず分解され、フェオメラニン《赤褐色〜黄色》が分解されずに残っているのが大きな要因となります。
つまり、ユウメラニンとフェオメラニンの割合により、染まりやすい明度・色味が変わってきます。
なので赤味が出やすいや、黄色っぽくなりやすいというのはこういった差から生まれてきます。
元々の自分に合った色味を選択することで、毛髪とも相性が良いのでその分色も長持ちするというわけです。
ヘアカラーとはもともと色を持った毛髪に、色味を足したり、引いたりする行為になります。
なのでカラーリングにとってメラニン色素の存在は無視することの出来ない存在と言えます。
自分がどのようなメラニン色素を持っていて、どのような色味が合っているかを、担当の美容師さんに聞けばすぐに応えてくれるはずなので、お悩みの方はぜひ相談してみて下さい。
青山・表参道の美容院『Sii(シィ)』は、青山一丁目駅から徒歩5分。カラーと質感改善が得意なプライベートサロンです。独自のヘアケア、似合わせのカラーリング技法、低温デジタルパーマなどとにかく『テクニック×ケミカル』にこだわりを持っています。
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