施術事例《before after》
〜カット、シスパーマ編〜
季節的に汗をかきやすく、中々まとまりを求めるのが難しいかもしれません。
この時期は縮毛矯正が多いのですが、あえて熱処理などはせずクセを和らげる方法もあります。
そこで今回はカットラインを整え、シスパーマでボリュームダウンしていきたいと思います。
まずはこちら
before
クセの強さ 10段階で4レベル→大きなうねりがある→加えて中間から毛先に削ぎが大量に入っている
髪の太さ 普通→削ぎが中間から多いので毛先にいくにつれてややぱさついている
毛髪の明るさ 8トーンのナチュラルブラウン
毛量が少し多いため比較的軽くして欲しいというオーダーされていたそうです。
その結果、削ぎ+クセが合わさって余計広がりやすい状態になっています。
削ぎを多くすると軽くなるので、その一瞬の満足度は高いかもしれませんが、スタイル維持やスタイリングが難しくなってしまうのでくれぐれも注意が必要です。
あえて重さを利用する
そうすることで余計な広がりは防げると思います。
また、毛髪自体は重力に勝つことは出来ないので、毛先に自然な重さがあることで、まとまりのあるスタイルに繋がるかと思います。
さらに伸ばしている方にも最も大事な部分とも言えると思います。
ただ重くするだけではなく、カットラインは重く見えまとまりはあるが指通りは軽い。
こんな事も出来るのがカットの魅力の1つだと思います。
ベースカットを終えシスパーマの様子がこちらです
クリーム状の材を根元をあけて毛先まで塗布します。
毛先に関しては内巻きになるようにワンカールの形成をおこないます。
狙いとしては、膨らみやすい部分のボリュームを抑え、毛先はまとまりやすい状態にしていきます。
パーマ独特な匂いや刺激が無いので、トリートメントと勘違いされる方もいるのですが、あくまで薬剤なのでダメージ0ではありません。
シスパーマ後がこちらです
濡れている状態なのでこれで完成ではありませんが、根元から中間のボリュームが減り、毛先が内巻きになっているのが分かるかと思います。
そして乾かすとこのようになります
after
嫌な広がりが無くなり、コンパクトになったと思います。
縮毛矯正ほどまっすぐにはならないのでよりナチュラルな仕上がりになります。
また、熱処理を一切行っていないので根元の境目が伸びても分かりづらいのもポイントの1つです。
さらに写真を比べるとこのようになります
大きなうねりやクセが和らぐと毛髪が伸びたように感じるので、あたかも毛髪の長さ自体が伸びたように錯覚します。
毛髪の長さ自体は伸びていないのですが扱いやすさは格段に変わったと思います。
理想の美髪
を作るのって本当に大変です。
その反面、毛髪を傷める事自体はとても簡単です。
過剰な熱を加えてタンパク変性を起こしたり、大量の削ぎでキューティクルをボロボロにしたりと、1回の施術で行うことが出来てしまいます。
そうなってしまった毛髪を治すにはとても時間がかかり、1回の施術で出来ることも限界があります。
なので、極力痛ませない事が美髪になる近道だと思います。
ぜひご参考下さい。
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