施術事例《before after》
〜カット、シスパーマ編〜
暖かい陽気が増えてきて過ごしやすい日も増えて来たのですが、このあとに待っているのは梅雨の時期です。
梅雨の時期は何かと毛髪で悩むことが多いと思います。
そこで、今回はカットベースをしっかり直し、シスパーマによってまとまりやすく、今後伸ばしやすくなるような施術事例をお伝えします。
まずはこちら
before
クセの強さ 10段階で3レベル→ややうねりがある→加えて中間から毛先に削ぎが大量に入っている
髪の太さ 細い→削ぎが多いので毛先にいくにつれてややぱさついている
毛髪の明るさ ノンカラー 元々色素が薄いので6レベルぐらいに見える
H様は約2年ぶりのご来店となり、お会いするのがかなりお久しぶりでした。
こんな期間があいてるにも関わらず、わざわざ担当させて頂けることに本当に喜びを感じます。
また、産後のホルモンバランスの乱れにより、以前とは違った毛髪のコンディションがお悩みとのことでした。
本当は伸ばしたいけど、今の現状ではカットラインが軽すぎるのと、外ハネを起こしやすいようにカットされているので、長さを少し切りつつシスパーマでまとめやすいようにしていきましょうとご提案させて頂きました。
そもそもカットには
まとまりやすくする、動きやすくする、パーマをかけるためのカットなど目的に合わせて行うのが一般的だと思います。
今回の場合は伸ばしたいけれどカットベースが動きやすくなってしまっているので、まずはここから根本的に直していく必要があります。
伸ばすのであれば自ずと答えはまとまりやすくカットするのが正解になるので、仕上がりや最終的なゴールに一番近づきやすいカット技法を選択することが失敗しない秘訣かと思います。
ベースカットを終えシスパーマの様子がこちらです
根元をあけて毛先まで塗布し、毛先にはワンカール残るようにカール形成を行います。
根元〜中間の嫌な膨らみは抑えるけど毛先だけは自然に曲がるイメージです。
主成分は水、ミネラルオイル、システインHCL、グルタミン酸なので一般的なパーマ液よりは優しいですがダメージ0というわけではありません。
どんなに良い薬剤でも薬剤には変わりはないので痛まないということはありません。
なので極力痛ませず、毛髪に余力を残すのが一番大事だと思います。
そしてシスパーマが終わりラフドライ後はこのようになります
まとまりがだいぶ変わったのが分かるかと思います。
特別難しい乾かし方は無く、とりあえずしっかり乾かすことが大事なポイントです。
さらにチェックカット後がこちらです
after
今後伸ばしやすいようにベースをしっかり作っておくことがとても大事になってきます。
最後に写真を比べるとこのようになります
劇的に変わったのが分かるかと思います。
今回の大事なポイントは
まず目的に合わせてカットベースを作ること。
目的に合っていないといつまで経っても希望のヘアスタイルにはなれません。
さらに、薬剤を使う際はより慎重になり毛髪の余力をどれだけ残せるかが鍵になってくると思います。
一瞬の綺麗ではなくずっと続く綺麗が理想だと思います。
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