施術事例《before after》
〜カラーリング編〜
カラーリングのやり方にはたくさんの種類があり、その中でも今回は色味重視で染めるパターンと、ブラウン味を加えながら染めるパターンの二種類の施術事例になります。
まずは色味重視で染めるパターンです
before
クセの強さ 10段階で2レベル
髪の太さ 細い→絡まり易くペタッとしやすい
毛髪の明るさ 新生部8センチ 既染部 10レベル〜13レベルのグラデーション
毎回バレイヤージュ技法によりあえてムラ感をだす
前回のカラーリングは6ヶ月前
色味重視で染めるとは
一般的にカラー剤のほとんどにはブラウン味《茶》が配合されていることが多いと思います。
なぜならば日本人の肌質や見え方に相性が良く馴染みやすいからだと思います。
色味重視で染める場合はあえてブラウン味《茶》を全く入れないで色そのもののみで染める技法になります。
メリット→デザイン性があり狙った色になりやすい《日本人が憧れている外国人風カラーや外国人の方の元々持ってそうな色素に近づけやすい》
デメリット→アンダートーン《元々の明るさ》が最低でも10レベル以上ではないと色味を表現しにくい。
なので一度明るくしてから再度施術を行うこともあります。
そして色味重視で染めた仕上がりがこちら
after
使用薬剤 青と緑のみ《今回分かりやすいようにあえて色素の色のみで表現します》
塗布方法 3%オキシにてワンメイク→3%でも反応が出る毛髪なので。
アンダートーンが13レベルまであったのでハッキリとした色味が表現できていると思います。
くすみ感があるけど光に当たると透明感も出る事が今回の狙いです。
さらに比べるとこのようになります
次はブラウン味を加えながら染めるパターンです
before
クセの強さ 10段階で3レベル
髪の太さ 普通〜やや太い→時間が経つとオレンジ味が出やすい
毛髪の明るさ 新生部2センチ 既染部9レベル 少しオレンジ味がある
前回のカラーリングは5週間前
ブラウン味を加えて染めるとは
名前の通りブラウン味《茶》を加えながら染めることです。
例えばほんのりピンク味《ピンク》とブラウン味を混ぜ合わせることでピンクブラウンになりますし、少し大人な雰囲気を演出するためにアッシュ味《青》とブラウン味を混ぜ合わせることでアッシュブラウンになります。
メリット→肌馴染みが良く似合わせやすい《ブラウン味を多くすれば色持ちの良さに繋がる》
デメリット→ブラウン味を入れる事で元々のメラニン色素に左右されやすい《赤味やオレンジ味が出やすい方だとアッシュ《青》に傾けたつもりが割りとナチュラルなブラウンになってしまう》
そしてブラウン味を加えながら染めた仕上がりがこちら
after
使用薬剤 茶と紫のみ《今回分かりやすいようにあえて色素の色のみで表現します》
塗布方法 根元6% 毛先3%オキシにてワンメイク
ブラウン味をしっかり加えることで自然とツヤも出ます。
奇抜な色というよりは仕上がりもナチュラルなのでどの方も挑戦しやすいと思います。
さらに比べるとこのようになります
まとめ
色味重視で染めるのとブラウン味で染めることは、あくまで技法の違いでありどちらが必ず正解というわけではありません。
希望のデザインや目的に合わせて染める事が一番かと思います。それぞれメリット、デメリット両方あるのでそれをしっかり理解したうえで施術することで、素敵なカラーリングを楽しめると思います。
ご参考にしてみて下さい。
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