コラム
〜ヘアケア編〜
痛んでしまった毛髪を治したい!これは本当に永遠のテーマだと思います。
ですが1度傷んでしまった毛髪は治ることはありません!毛髪は減点式で考えていくので治すというのは現在の技術では難しいです。
減点式とは?
何も履歴が無いまっさらな毛髪《ヴァージン毛》を100点とします。そこに例えば1度カラーリングをします。
《マイナス10点》お次にパーマの施術を行います。《マイナス20点》と言った具合にどんどん施術を重ねると元々あった点数が70点になってしまいます。
1度、70点になってしまった毛髪は100点になることはありません。
世の中には色んなトリートメントが溢れていて、あたかも毛髪が治るかのようなものもありますが断定出来るのはまず治りません。
点数が低くなればなるほど毛髪のコンディションは悪くなり扱いにくくなってしまいます。
また、間違った施術やダメージ毛に対してさらにダメージが出る施術などでは、マイナス30点・40点と減点される割合がどんどん増えていくので注意が必要です。
ではどうすれば良いのか?
まず1番大事なのは痛むような事をしないこと。という風に決めつけてしまうと何も出来なくなってしまいます。
なので、もしダメージが出る施術を行う際はこれ以上なるべくマイナスにならないように気を付けるのが大事かと思います。
良いシャンプーやトリートメントを使えば一時的には良くなっているように感じます。ですが、決して治っているわけではないので痛みを無くすには痛んでしまった部分はカットして綺麗なカットラインにするのが良いと思われます。
ただし、間違ったカットをしてしまうと薬剤を使う施術以上に痛んでしまうこともあります。
毛髪をすかれすぎたり、あまり切れないシザーズでカットされてしまうと毛髪の断面図から傷んでしまいます。
痛んでしまったら伸ばせないの?
決して伸ばせないという事ではないです。よく【髪を伸ばしているからカットはあまりしないという言葉を聞きます。】
確かに全く切らない方が1番伸びると思います。ですが痛みっぱなしの毛先を残していてもあまり綺麗に伸びるのは難しいと思います。
逆に、傷んだ毛髪を無くしながら伸ばした方が時間はかかりますが、確実に綺麗に伸ばせる手段だと思います。
じゃあシャンプー・トリートメントは何でも良いのか?
何でも良いという訳ではありません。もちろん高級なものを使った方がその時の使用感や質感は良いと思います。
さらに、一時的に良い質感になることで、毛髪への摩擦やストレスが減り扱いやすくなると感じると思います。
ですが決して治っているわけではないのでくれぐれもご注意下さい。
1番大事なのは毛髪を傷ませない事です。
ではトリートメントって意味が無いのか?
意味が無いということはありません。
人工的に毛髪に栄養を補うことで施術の幅を広げたり、普段の毛髪の扱い易さを高めたりなどの効果もたくさんあります。
例えばクセが気になるからすぐにストレートにするのではなく、トリートメント効果により毛髪自体の質感調整をすることで、ストレートしなくて済むということもあります。
なので、トリートメントをする際には髪質に合っていることと、目的に合っているかが重要になってきます。
自分の毛髪にはどのようなトリートメントが合っているのかを担当の美容師さんに聞くのもとても良いことだと思います。
ぜひご参考下さい。
青山・表参道の美容院『Sii(シィ)』は、青山一丁目駅から徒歩5分。カラーと質感改善が得意なプライベートサロンです。独自のヘアケア、似合わせのカラーリング技法、低温デジタルパーマなどとにかく『テクニック×ケミカル』にこだわりを持っています。
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