Siiの日常
初めましてのお客様のヘアドネーションのお手伝いをさせて頂きました。
普段のスタイリングを楽にするためにカットと低温デジタルパーマ簡単スタイリング。
以前にもブログに書いた事があるのですが、皆様の意識がとても高まっているように感じます。
オープンから僅か1年ながらもう何度も送らせて頂きました。
前回の様子はこちら→https://elme-tokyo.com/sii-aoyama/daiary/ヘアドネーションのお手伝いをさせて頂きました/
こんなに周りの方々の優しいお気持ちがあるけれど、まだまだ足りないのが現状です。
ウィッグの完成を今か今かと待っている人はたくさんいます。
そういった方々に早くウィッグ届くことを切に願います。
今回、初めてご来店頂きましたO様はヘアドネーションに協力するのは2回目とのことで、前回も3年伸ばして寄付をし、今回も3年伸ばしてまたバッサリ切って送るという流れでした。
合計6年も費やして頂いてることは本当に凄いことだなと思いました。
また、初めて来て頂いたにも関わらず、こんな大役を任せて頂き本当にありがたいことです。
こちらが切る前の長さです
before
さすが3年伸ばしていたのでとても長く完璧にヘアドネーション向きですね。
そのうえとても綺麗な髪質なので良い仕上がりのウィッグの一部になりそうです。
そしてバッサリ切った綺麗な毛束がこちら
3年伸ばしてこのクオリティを保てるのは本当に凄いと思います。
これなら本当に良いウィッグの完成の手助けになると思います。
今回、O様のご要望は パーマなんだけどウェーブではなく、毛先がふわっとしたデザインをご希望でした。
また、極力スタイリングが楽になるようにとのことでしたので、そうなると必然的に低温デジタルパーマの出番になります。
全体をラフドライで乾かすだけで終われるのも低温デジタルパーマの魅力の1つです。
どんどん切って時間をおきます
今回パーマ自体とても久しぶりなので、O様もカールがかかるか心配されていましたが、カットとパーマをうまく組み合わせればかからないということは中々無いと思います。
温度設定は45度→50度→45度に設定し柔らかくかかることをイメージして施術させて頂きました。
そして流した後がこちら
毛先がほんのり揺れているのが分かるかと思います。
クリーム状の薬剤で狙ったとこのみカール形成を作る事が出来るので、水物のパーマにはない狙いやすさが低温デジタルパーマの武器でもあります。
最後乾かした後がこちら
after
毛先がふわっとしてスタイルに厚みが出たと思います。
元々O様の毛質は直毛でぺたっとしやすく、少し寂しい印象になりやすいので、カール形成をプラスすることで華やかな印象を与えることが出来ます。
乾かし方は至って簡単で、ミルクタイプのアウトバスを毛先中心に揉み込み、根元中心に8割程リバース(顔側と反対)に乾かします。
ほとんど乾いてきたら残りの2割はフォワード(顔側に向かって)乾かし、毛先にバームもしくはオイルを揉み込んだら完成です。
ノンブローでただ乾かせば毛先が曲がるのでドライもとても簡単だと思います。
髪を伸ばすこと
って本当に大変だと思います。
だんだん扱いが難しくなってきたり乾かす時間が増えてしまったり。
ただ、そういったのも全てひっくるめて困っている方がいて自分に出来ることなら力になろう。
こういった想いを持った方がたくさんいるからこそ、ヘアドネーションの輪が広がってきているんだと思います。
自分自身、30センチ以上伸ばし寄付するということは中々出来ませんが、そんな方たちの橋渡し的なお手伝いは出来ると思います。
微力ではありますが今後も力になれるようにしっかり努めていきたいと思います。
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