良くあるご質問
〜エイジング編〜
Q.気のせいか年を重ねるたびに髪にクセが出てきてうねる気がするのですがこれは何か原因があるんですか?
A.✂加齢と共にクセが強くなり、髪のまとまりが悪くなる事があります。なので毛髪自体に変化が出てきて今までより扱いにくいと感じることがあります。
そもそもどういった事が原因なのか
年を重ねると毛髪の内部構造が偏る事が事が一因とされています。
毛髪にはコルテックス細胞《髪の毛の中にある繊維状のタンパク質でできている層のことで水分保持などの大きな役割があります》が詰まっているが、クセ毛の場合、クセの内側にはコルテックス細胞が平行に集まっているのに対して、クセの外側にはスパイラル上にねじれた状態で詰まっています。
この偏りがうねりを生む大きな要因となっています。
さらに毛髪の断面で分けるとクセの内側には疎水性《水に対する親和性が低い=水に溶けにくい、水と混ざりにくい》の高いコルテックスが多く詰まっています。
逆にクセの外側には親水性《水に溶けやすく混ざりやすい》の高いコルテックスが多く詰まっています。
このお互いのズレも要因の一つになります。
そしてそれぞれ影響を受けやすい部分も変わって来ます。
クセの外側はコルテックスが傾いていたり、ゆがんで並んでいることがありその結果シスチンが少なく酸性アミノ酸《負の電荷を2つもっているもの》が多いため、湿気による影響を受けやすいです。
反対にクセの内側ではコルテックスが毛髪の縦軸に対して平行に並んでいるため、シスチンを多く含むタンパク質で出来ていて硬いという特徴があります。
その結果水分を吸いにくい性質のため、湿気による影響を受けにくいという風になります。
ではもうどうにもならないのか
どうしてもうねりが気になる場合はサロンでのストレート施術、縮毛矯正、保湿系のトリートメントなどと色々ありますが、1番オススメしたいのは普段ご自分でされるデイリーケアの改善かと思います。
だんだん髪質が変わっていく中でずっと同じケア、同じ物を使っていくのには限界があると思います。
なのでその都度毛髪の状態に合わせて変えていくのが1番の近道であり、扱いやすい毛髪にする手立てかと思います。
扱いにくくなってしまった毛髪の毛髪強度を高めることで、扱いやすかった頃に近づけることは可能です。
もちろんサロン技術でも改善出来ることはたくさんありますのでぜひご参考下さい。
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