よくあるご質問
〜縮毛矯正編〜
Q.縮毛矯正をすればサラサラで楽になると思ったのに前よりもゴワゴワで指通りもとても悪くなってしまいました。この状態から治すことは可能なのでしょうか?
A.✃毛髪は死滅細胞なので一度痛んでしまうと元通りに治るということはありません。一見治っているかのような質感や見え方にすることは可能かもしれませんが、実際痛んでしまっていることに変わりないので伸ばしながら痛んでる部分をカットしながら減らして行くのが最適かと思います。
こちらの写真は新規のお客様がご相談にいらした際に撮らせて頂いたものです。
縮毛矯正歴は十数年ととても長くいつもクセに悩まされているとのことです。
お話を伺ったところ、ここ一年ぐらいの毛髪のコンディションがとても悪くどうにか治せないかというご相談でした。
実際に最後の縮毛矯正をされたのは約一ヶ月前。
にもかかわらずなぜこのようになってしまうのか。
クセが強い方に有りがちな施術ミス
クセが強い=強い薬剤を用いる。
この処方をされてしまうとその後の施術に大きなダメージを残してしまいます。
強い薬剤を用いてしっかり熱処理をすればその時はクセが伸びたかのような質感になりますが、毛髪自身が既にボロボロになってしまっているのでその後の毛髪はかなりのダメージ毛になってしまいます。
この状態になってしまうと治すということはとても難しくなってしまいます。
なるべく毛髪に体力を残すように
強すぎる薬剤で対応するのではなく技術力でカバーする方法が望ましいと思います。
毛髪にちゃんと体力が残っているとしばらく時間が経った後もコンディションは良いですし、良い状態の部分を残していけば自然と毛髪全体のコンディションも良くなります。
一度縮毛矯正が施されている部分には、余程の事がない限り再度薬剤を付けることはあまり無いと思います。
なので一番重要なのは縮毛矯正をした後にいかにコンディションの良い毛髪を残せるかだと思います。
ダメージをとても気にされているので、縮毛矯正は年に二回から多くても三回とのこと。
履歴から全てを辿ると前回は施術不良によりクセが伸びてなく、さらに前々回はアイロンでのプレス《熱処理》が過剰に行われていたので毛髪自体が限界を超えて毛羽立っている状態です。
この状態になってしまうと毛髪自体がスカスカになっていて硬くごわついた質感になってしまいます。
毛髪に合わせた良質なケアをするのはもちろんですが、毛髪自身が治ることは無いので擬似的に栄養素を補うことも必要になってくると思います。
縮毛矯正は美容施術の中でも本当に難しい施術だと思います。
なので、行う際は担当美容師さんにしっかり相談して行うことが失敗をしない秘訣だと思います。
ご参考下さい。
Sii/青山一丁目/美容院/ヘアスタイル/ブログ/コラム/口コミ/新井徹
最近のコメント