よくあるご質問
〜ヘアケア編〜
Q.自分では気にしてるつもりなんですけど髪が痛む原因ってそんなにあるんですか?
A.✂痛む原因はたくさんあります。そもそも毛髪のダメージとはキューティクルが剥がれ落ちたり、コルテックス内部の間充物質が流失したりすることによって、もともと疎水性の高い毛髪が親水性になってハリ・コシ・弾力が失われる事です。
そして毛髪に対してのダメージ分類は大きく4つに分類されます
①〜過度な施術によるダメージ〜
カット不良
あまり切れないシザーズやレザーでカットしたり、カット技術の不良でキューティクルを削り取ってしまうと、その切り口や断面図からコルテックスの水分が蒸発したり、薬剤が浸透しやすくなって枝毛や切れ毛の発生する原因となってしまいます。
過度なヘアカラー
ヘアカラー《アルカリ剤》によるダメージは、髪の表面に近いキューティクル領域に達する影響が比較的大きいです。また、施術後に毛髪に過酸化水素が残留している場合、メラニン色素の分解や流失が進行してしまいます。
パーマ施術不良パーマによるダメージはヘアカラーによるダメージに比べてコルテックス領域に対する影響がかなり大きいです。毛髪内部の構造変化を起こすので成分が流失しやすくなり、したがって毛髪強度が弱くなりやすいです。
②〜熱によるダメージ〜
ドライヤーの熱
急激な水分蒸発でキューティクルが開き、割れてしまうこともあります。それが故にコルテックスに空洞が出来てしまうこともあります。
アイロンの熱
近年ではアイロン使うことが当たり前になっていて過度な加熱により、タンパク質が熱変性を起こし内部構造の破壊につながります。
その結果コルテックスおよびメデュラに気泡が出来はじめ、毛髪から弾力が失われます。約60℃以上で変性が始まってしまうので注意が必要です。
③〜濡れた髪に対する摩擦ダメージ〜
コーミング
水に濡れ、膨潤してキューティクルが開いた髪に対してテンションをかけてコーミングすると、キューティクルが剥がれ落ちて傷つき易くなってしまいます。
シャンプー
シャンプー時の泡立てやマッサージといった物理的な摩擦が加わると、シャンプー剤の種類によっては健康毛でもダメージをさせてしまう恐れがあり、CMC脂質が流失している毛髪には特に注意が必要です。
タオルドライ
タオルドライ中の過度な摩擦や乱暴に毛髪を扱うことでキューティクルがダメージを受けてしまう事があります。
④〜環境などによるダメージ
紫外線
紫外線を浴び続けてしまうとコルテックス内のメラニンやタンパク質に悪影響を与えやすいです。
ストレス
ストレスや睡眠不足などは毛球の機能低下につながります。またストレスにより血流が悪くなると髪に栄養が届きづらくなり、健康な毛髪が生えにくくなってしまいます。
食生活
アミノ酸を含んだタンパク質やビタミン、ミネラルの摂取が不足すると、毛髪が光沢を失い、痩せ細り最後には抜け落ちてしまいます。
全てのダメージ環境がまとめてやってくるわけでは無いので気にしすぎも良くないのですが、予め知っておいて予防策をしておくことが髪を傷めない方法につながるのでぜひご参考下さい。
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