トータルビューティー
〜フットケア編〜
暑い日が多くなると自然と涼しい格好になると思います。
そうすると普段は隠れて気にならない部分も気になったります。
また、仕事柄ハンドネイルが出来ない方でも夏の間はフットネイル(ペディキュア)だけするなんてこともよくあります。
そんな時にとても重要になってくるのはフットケアです。
今回はフットケアがどのように始まりどのような効果が少し分かるお話です。
そもそもフットケアとはフットケアの発祥は18世紀初頭。ハイヒールがヨーロッパで大流行した際、女性のみならず男性貴族までもが競ってハイヒールを履いたため、慣れない靴に足を痛める人が続出したことがきっかけとなり、足の治療であるフットケアがドイツで誕生しました。日本でも戦後ファッションの欧米化が進み、ハイヒールなどの靴の影響で足のトラブルが増加。数十年前に本格的なフットケアが行われるようになったとされています。
足のおしゃれが楽しめるようになった一方で、高いヒールや自分の足に合わない靴を履くことが悪影響を招きトラブルが増加し、フットケアの需要が高まり浸透してきました。靴選びも重要になっており、小さいサイズの靴は足を圧迫し逆に大きいサイズの靴は靴の中で足がずれることで摩擦を起こしてしまいます。そして圧迫や摩擦から守るために肌の角質が硬くなり、たこに芯が出来痛みを引き起こすなど、合わない靴を履くことはさまざまな症状の原因となるのです。また、足の痛みを我慢して歩き続けることで腰痛、膝の痛みなど、一見足と関係がないように思われる別の箇所の症状を悪化させてしまうこともあります。こういった、主に靴と足のずれから来る症状を改善し、美しく健康な足に導くのがフットケアです。歩くことにより足にマメが出来たり浮腫んだりして革靴が窮屈になってしまうこともあるかと思いますが、外回り等で良く歩く男性の方にもフットケアはお勧めしております。
足の角質とは足裏に固くて厚いものが出来るのは、見たことある方もいらっしゃると思います。皮膚の一番外側の部分にあたる角質。表皮の外側である角質は人間の体を外の環境から守るための重要な役目を果たしており、角質が厚いというのは体をしっかり守っているという証拠なのです。
しかし角質が厚ければ厚いほど良いのかというと、そういうわけではありません。角質が厚くなりすぎると皮下組織を圧迫し、痛みを引き起こすことがあるのです。また皮膚が呼吸しづらくなることで代謝が悪化し、水分が行き届かなくなり硬くなってしまいます。硬くなった角質にひびが入ると、表皮の下まで裂けて出血することもあり、雑菌が入ると炎症を引き起こす原因にもなります。そのため、表皮は適切な厚みで硬くなく、清潔であることが大切です。
足の角質がたまる原因1,乾燥2,紫外線3,摩擦4,ビタミン不足5,男性ホルモン6,加齢が原因として挙げられます。
・乾燥
肌の水分が不足しているとターンオーバーがしっかり行われなくなってしまいます。新しい肌ができにくくなるので古い皮膚がはがれず肌の表面に蓄積していきます。これが角質がたまる原因の代表です。
・紫外線
紫外線の浴びすぎも良くありません。紫外線があたると肌は体を守ろうとして肌を厚くします。また紫外線は乾燥も引き起こしますので結果、角質がたまってしまうのです。特に冬場は乾燥がひどいので同時に紫外線対策も忘れずしましょう。
・摩擦
摩擦も紫外線同様、肌に負担がかかります。負担から体を守ろうとして角質がたまってしまうのです。
足は摩擦に機会が多い部分なので特に注意しましょうね。
・ビタミン不足
ビタミンは美肌の為に非常に重要な栄養素ですが中でも新陳代謝に関係するのがビタミンB類やAです。こういった栄養の不足も肌のターンオーバーを鈍らせるきっかけになり、古い角質がたまっていってしまいます。バランスの摂れた食事を心がけてください。
・男性ホルモン
仮説ですが男性ホルモンが増加したり、女性ホルモンが増えると肌が厚くなるという研究が進められているようです。特に女性はストレスにより男性ホルモンが過剰になりますので気をつけたいですね。
・加齢
知らない人はいないと思いますが加齢により肌も老化していってしまいます。新陳代謝が落ち、角質がたまりやすい体質になっていってしまうのでケアを定期的にするなどの対処が必要になってきます。
角質が及ぼす悪影響一般的に角質は古くなると垢として剥がれ落ちます。これは新陳代謝により行われるものですが、加齢により新陳代謝の効率が落ちたり、体を洗わなかったりすると角質が剥がれ落ちません。本来なら体から剥がれ落ちるはずの角質が、毛穴などに詰まり毛穴の出口を塞いだりします。このような毛穴の出口を塞いでいる角質を特に角栓といい、黒ずんで見えることがあります。また、古い角質に汚れや皮脂が吸着することによって、皮膚がくすんで見えたりガサガサに見えたりします。さらに、古い角質を肌にくっつけたままにしておくと、その角質に汚れがたまったり細菌が発生したりして、悪臭や炎症の原因にもなります。足の裏の角質などは、固まって大きくなってしまうとその角質がパチンコ玉のようになり、常に素足でパチンコ玉を踏んづけているような状態になり、痛みが生じることにも繋がります。古い角質をそのままにしておくと、美容だけでなく健康にも悪影響をもたらすことにもなります。
足のトラブルの早期改善魚の目やたこ、角質肥厚などの足のトラブルは長期間あったものほど改善まで時間がかかります。
皮膚のターンオーバー(新陳代謝)の周期に基づき、3週間ごとの定期的なサロンでのケアをお勧めします。流れとしてはフットバスに足を浸け、洗浄していきます。洗うという衛生面、温かさや香りのリラックス効果、角質をふやかして柔らかくするなど様々な効果があります。その後専用のやすりで角質を削っていきます。始めは粗い目のものから使いキレイになるにつれ目を細かいものに変えていき肌をツルツルにしていきます。定期的なケアを続けることで、乱れてしまったお肌の生まれ変わりが少しずつスムーズになり、魚の目やたこが出来にくくなっていきます。
また、キレイな足をキープするのに最も大切なのは毎日のホームケアです。
ご自宅では足専用のクリームで毎日保湿しましょう。お顔と同じように、足も毎日適切な保湿ケアを行うことで、何度もターンオーバーを繰り返しながら、徐々に綺麗なお肌に育っていきます。ぜひご参考下さい。
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